文春オンライン

2022/10/25

・食べ方が6種類ある。

 かけ(温かいお出汁と麺)、ゆつき(温かいお湯に浸かった麺と温かいつけ汁)、ころ(冷たいお出汁と麺)、冷やし(冷水に浸かった麺とつけ汁)、ぶっかけ温(温かい麺と出汁醤油の混ぜ麺〔汁なし、つけ汁付き〕)、ぶっかけ冷(冷たい麺と出汁醤油の混ぜ麺〔汁なし、つけ汁付き〕)。

・麺が4種類、小盛・大盛・特盛がある。

 うどん、中華麺、そば、きしめん。1つ麺を選ぶか、2種ミックスで選ぶか、3種ミックスで選ぶ。4種類すべては選ぶことはできない。注文は小盛(これは普通盛のこと)、大盛、特盛などにすることもできる。

みていて楽しいメニュー、組み合わせはすごい数になる

 例えば、「う中(うどんと中華麺)」の小盛(普通盛り)なら690円、大盛りなら790円という具合である。分からなければお店の方が丁寧に教えてくれるので大丈夫。そこで「う中小盛」(690円)と「きしそ小盛」(690円)をいずれも「ころ」で、そして「小海老と長ねぎのかき揚げ」(300円)を注文してみることにした。

「女の子は体力的に無理だと断られ…」

 注文している間に、店主の小谷さんにいろいろ聞いてみたのだがこれがまた面白い。 小谷さんはもともと名古屋の出身。小さい時から「朝うどん」や「おやつうどん」を常日頃食べていたうどん大好きさんだった。「長命うどん本店」にも子供の頃から食べに行っていた。「こんなうどん屋さんやってみたいなあ」とその頃から考えていたそうだ。そして大人になり一念発起。本店に行き厳しい修行を受けたという。

「はじめは女の子は体力的に無理だと断られました。でも何度もお願いに行き、ようやく修行を始めることができました」

 うどん好きな女子はヘコタレナイ根性の持ち主が多いのだろうか、まったくすごい。そして、2022年の春に関東地域の東京で初めて暖簾分けを認められたというわけである。

小谷さんは名古屋出身でうどん大好き

 東京本店を開業するにあたり、修行だけでは解決しない問題がたくさんあったという。

 まず麺の味を名古屋の本店と同じにする必要があった。うどんは東京本店で自家製麺し、他の麺は名古屋の本店で使用している麺を取り寄せているという。