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「最寄り駅から徒歩40分」厚木で見つけた“ポツンと一軒そば屋” かりっと揚がった「春菊天そば」が秀逸だった!

2022/10/11

「なぜこんなところに店があるのか」という立ち食いそば屋がたまにある。ぽつんと一軒そば屋だ。過去に神奈川県横浜市泉区にある「ひなた山蕎麦」、埼玉県三郷市高州にある「あかくら」を訪問した。今回は神奈川県厚木市にある「そば八」を紹介しようと思う。

愛甲石田駅で下車

「そば八」への最寄りの鉄道駅は、小田急小田原線「愛甲石田駅」である。新宿から小田急小田原線快速急行に乗って50分弱で到着する。本厚木の次の駅だ。駅改札を出て南側の階段を下りると一気にのどかな風景が広がっている。そして南東方向へ歩いて出発だ。

愛甲石田駅の南側の階段を下りる
ロータリーはあるがのどかな風景が広がる
「そば八」は愛甲石田駅から南東方向にある

 愛甲石田駅からは徐々に坂を下る状態で道なりに歩いていく。途中広い市道を南下。大きな農家の脇を進む。すると青々とした田んぼが現れる。この訪問をした時はまだ8月半ばの猛暑の中だった。小川のせせらぎを聞きながら進むと遠くに丹沢の大山がみえる。本当にのどかなところだ。

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大きな農家が多い地域だ
田んぼが現れる
西には大山がそびえる

青いテントの「そば八」を発見!

 小田原厚木道路を通過し、さらに南下すると巨大な第二東名のジャンクションが見えてくるのでそれをくぐる。ここまでですでに30分経過。そしてしばらく行くと横浜伊勢原線の広い道路に出る。そしてよく見るとやや右手に青いテントの建物が見えてくる。これが目的の店「そば八」である。愛甲石田駅から徒歩で40分。愛甲石田駅から店に到着するまでほとんど人に遭遇することがなかった。

小田原厚木道路を通過
さらに広がる田園地帯をずんずん南下する
第二東名の近代的な立体交差のジャンクションをくぐる
横浜伊勢原線の遠くに青いテントの店を発見
目的の定食家「そば八」に40分弱で到着

「そば八」はこの地で営業して37年だそうである。平日は女将の親松陽子さんと女性陣のスタッフ。休日は息子さんもヘルプに来て手伝うこともあるという。家族経営的な店だ。