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水着姿でジェットコースターに乗った仕事は一生忘れない

――デビューしたときは緊張しましたか?

中川 もちろんです。でも緊張感を楽しめていましたね。「やっぱりわたしは刺激的な環境が好きなんだ!」と思いました。それにアナウンサーの仕事は大変だけど、好きだと思えていたから毎日が楽しかった。

――その後、TBSの朝の情報番組『モーニング天気!』でキャスター・リポーターとしてご活躍されます。

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中川 生放送だったので、最初は本当に緊張しちゃって。ニュース原稿を読むとき、声や手が震えていました。

 生放送だと、いきなり目の前に初見の原稿が来ることもあるんですよ。どんな原稿なのかその場で把握しないといけないから、焦って読み間違いをすることもありました。

 だから当時は、仕事が終わったあとに家で新聞を読んだり、口を慣らす練習をしたりして、できる限りの努力をしていました。「私には伸びしろがある!」と思いながら頑張っていましたね。

 その努力の甲斐があったからなのか、最初はレポーターの仕事をしても何を聞いていいかわからなかったけど、今ではレポーターの仕事が得意と言えるくらいになりました。インタビューをするときも、どんどん質問が出てくるようになって。

――これまでのお仕事の中で、印象に残っている現場はありますか?

中川 水着姿で「としまえん」のレポートをしたことかな。当時、としまえんが「水着のまま遊園地の乗り物にも乗れるよ!」みたいな企画を夏に発表したので、『モーニング天気!』でそれを取材したんです。

 プールのエリアで水着を着てレポートをしたあと、そのまま園内を回ってジェットコースターとかにも乗りました。周りのお客さんにジロジロ見られながらだったので、かなり恥ずかしかった。今までで一番印象に残っているし、一生忘れることはないと思います。

――気象予報士の資格を取得した経緯というのは。

中川 『モーニング天気!』で気象予報士さんの話を聞いてるうちに、「面白そうだな」と天気に興味を持ち始めたんです。そのことを周りに話したら「気象予報士の試験を受けてみれば」と言われたので、すごく軽い気持ちで「受けてみようかな」って。でも、いざ勉強を始めたら本当に難しかったんですよね。