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 バニーガールの格好をした中国人留学生は「かわいいでしょ? いろんな人に写真撮ってもらいました」とご満悦だ。この女性を含めて過激な格好をしているのは数名。巫女服を着た女性の職業はセクシー女優だというが、彼女たちの服装について苦言を呈していた。

バニーガールになった中国人留学生 Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

過激な服装もちらほら

「今とても露出の激しい格好の娘がいたけど、私はできないかな。もっと場所を考えて自分を大事にしないと……。ハロウィーンは初めて来ました。女優名は秘密です。よかったら探してみてくださいね」

ドロボウと巫女。右の彼女はセクシー女優だそうだ Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

 ひときわ注目を浴びていたビキニ姿にコートを羽織っただけの女性。昨年も周囲に人だかりを作っていた女性だが、今年もその人気は健在のようだ。

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「去年も居ました。コロナはまだ終わってないですが、マスクをちょっとずらして顔出すくらいならいいかなと。USJの露出に関しては、ああいった場所では私もここまではできないですよ。彼女たちを否定することもできないけど。彼女たちとは露出の意味が違うと思います。ハロウィーンとかこういった場所でだと、喜んでくれる人がいーっぱいいるので……やっています」

今年もいた!

 しかしこのわずか15分後、道行く男性たちを釘付けにしていた彼女に制服警官3名が近づいていく。しばらく警官と女性は問答を続けていたが、ついに女性は警察に連れられて交番に行ってしまった。

この日、一番の露出ぶりを披露した女性 Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

 交番を出た彼女に話を聞いた。

「通りの邪魔をしてはダメだよ、露出の多い格好もダメと注意されてしまいました。今日はもう帰ります」

 沈んだ表情でこう言って渋谷の雑踏の中に姿を消した。

早めの帰宅を促されてしまった Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

 警察に連行されるコスプレイヤーまで出る事態となった渋谷は、夜が深まるにつれその混乱を極めていくのだった。
 

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