元モーニング娘。の後藤真希を姉に持ち、自身もダンスボーカルユニットEE JUMPのメンバーとして活躍するも、不祥事によってデビュー3年目で引退。2007年には銅線窃盗事件で逮捕され、懲役5年6ヶ月の判決を受けた後藤祐樹(36)。

 登録者数12万人を誇るYouTubeチャンネルの運営、格闘家・朝倉未来との対戦で新たに注目を浴びている彼が、2022年11月3日に自身のYouTube上でアイドルの芹澤もあ(16)が長女であることを公表した。


 離婚以来の娘との再会、その後の交流、親子としての今後などについて、千葉県八街市にある自宅で話を聞いた。(全3回中の第3回/第1回から読む)

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後藤祐樹が、長女がアイドルと知った瞬間

――アイドルの芹澤もあさんとの親子関係を発表されました。アイドルグループ・ukkaのメンバーとして活動されていますが、芸能活動をされているのはご存知でしたか。

後藤祐樹(以下、後藤) デビュー当時は知らなかったですね。

 6年くらい前に、僕の甥っ子が別れた前の奥さんと娘3人に渋谷でバッタリ会ったらしいんです。もあは長女なんですけど、甥が「いま、なにやってるの?」と聞いたら「アイドルやってるよ」って。それを甥から聞いて知ったんです。

 いま16歳なんですけど、ukkaが桜エビ~ずという名前で結成された頃に9歳で入ったらしいです。

後藤祐樹さん

――離婚後はお会いしてなかったそうですが、どういったきっかけで再び交流するように?

後藤 これも6年くらい前なんですけど、僕と前の奥さんの共通の友達から「元奥さんが連絡を取りたがってるよ」と言われて、離婚してから久々に連絡したんですよ。

 それで近況などを話し合って「もあはどう?」と聞いてみたら、「アイドル活動していて、パパにも会いたいって」と教えてくれて。その数カ月後に、中学生だったもあと前の奥さんに会ったんです。もあが小学校1年生の時に離婚したので、6~7年ぶりくらいの再会でしたね。

――会った時の心境って。

後藤 「会いたい」と言ってくれただけでも嬉しかったけど、会ったら会ったで「どう対応したらいいんだろう……」って気持ちが大きかったですね。父親ではありますけど、一緒に暮らしていなかった期間のほうが長いので。なおかつ異性で、思春期じゃないですか。だから「どんな言葉をかければいいんだろう」とか考え込んじゃいましたね。

 

 本来であれば、自分が一番近くにいなければいけない存在だったわけじゃないですか。自分のせいで父親がいるという状況を失わせた、自分が娘の人生を変えてしまった思いがあったので、本当に申し訳ない気持ちが大きかったですね。

――もあさん自身も祐樹さんに対して、そうした思いを抱いていそうでしたか。

後藤 わからないですけど、その時によって気持ちがあっちに行ったりこっちに行ったりする年齢だなと思っていたので。とはいえ一番最初に会った時は、やっぱり娘との距離は感じましたね。

――ついつい敬語になってしまったりとか。