元モーニング娘。の後藤真希を姉に持ち、自身もダンスボーカルユニットEE JUMPのメンバーとして活躍するも、不祥事によってデビュー3年目で引退。2007年には銅線窃盗事件で逮捕され、懲役5年6ヶ月の判決を受けた後藤祐樹（36）。
登録者数12万人を誇るYouTubeチャンネルの運営、格闘家・朝倉未来との対戦で新たに注目を浴びている彼に、眼窩底骨折を負った対朝倉戦の様子、その激闘がきっかけとなったタトゥー除去、死を望むほどの激痛に襲われた持病の発症などについて、千葉県八街市の自宅で話を聞いた。（全3回中の第2回／第3回に続く）
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――以前からYouTubeでお宅を拝見していましたが、お邪魔して改めて素敵な家だなと。どういった部分にこだわりましたか？
後藤千鶴（以下、千鶴） ワンちゃんたちをどういうふうに自由にできるか、それとキッチンです。
後藤祐樹（以下、後藤） 庭に出られる一階の部屋をワンちゃんたちの居場所にして。前の家のキッチンは作業するスペースが狭かったので、僕の実家のキッチンがL字型なのもあって、アイランドよりもいいかなと思って提案して。僕も料理するので、キッチンは一番こだわりましたね。
――意見がぶつかった部分は。
千鶴 あんまりなかったですけど、強いて言えば色合いですね。
後藤 僕は“ザ・シンプル”って感じが好きで。でも、妻は寝室だけは女の子っぽい感じにしたくて。
千鶴 なんでもグレーにしようとするんですよ。それがちょっとイヤで、階別にそれぞれの好みの色で統一しましたね。
朝倉未来との対戦オファーに、妻は…
――そんなこだわり抜いた家で平穏な日々を過ごすなか、2021年11月にABEMAが主催した「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」にて格闘家・朝倉未来さんとの試合に挑んだという。祐樹さんから「出る」と聞かされて、千鶴さんはどう思われましたか？
千鶴 もともと鍛えたりとかなにもしてなかったので、絶対負けるだろうなって（笑）。深刻な怪我だけはしないようにって。
でも、1000万円の企画があったからこそ再注目いただけましたし。YouTubeもやり出していたので、チャンネルを見てもらえたり、登録者数が増えるチャンスになるかもねって話はふたりでしましたね。
――祐樹さんが再び芸能界に向けて動き出したことに、千鶴さんは反対はされなかったのですか？
千鶴 やりたいんだったらやってみれば、といった感じで。そうだったよね？
後藤 ほんとに付き合い立ての頃は、芸能や、SNSでの活動に対してどちらかといったらマイナスイメージを持っていたよね。
僕は少し芸能活動をしていたけど、やっぱり妻からすればまったく未知の世界じゃないですか。ファンの方とのつながりで時間を取られたり、活動していくにつれて予想外の仕事も来たりしますし、そういう面でも不安があるのはしかたないですよね。
千鶴 当時は私自身も子供でしたし、お互いそこまでの信用もなかったんじゃないですかね。芸能の現場に行って、ちゃんと家に帰ってくるなんて思っていなかったし。でも、いまはいい形で世に出られてる気がするし、全力で応援できるんですけどね。
――朝倉戦をオファーされた際は、「よっしゃ！」みたいな。
後藤 「どうしようかな……」って。なんせ、トップファイターが相手ですから。ケンカする感じで来るのか、本気で来るのか、まったくわからない状況だったので。
だから、朝倉さんの過去の試合映像もチェックして、とにかく他の挑戦者の誰よりも1秒でも長く立とうと考えました。試合中も視聴者の方々からどういう目で見られているんだろうということを、すごく気にしてたんですよ。
