後藤 いまでも敬語を使ったりします。自然にしゃべらなきゃとは意識はしてるんですけど、ふとした時に敬語になっちゃったりしますね。もちろん、普通の親子が話すような会話みたいな流れの時もありますけど。
娘の方もたまにかしこまってることがあって、お礼を言う時に「ありがとうございます」みたいな。
――その後も交流は。
後藤 続いています。ちょこちょこ会って、ukkaのライブにも行ったりしますし。
芸能活動をすることで、娘が攻撃されるんじゃないか
――もあさんにとって祐樹さんは、父であり芸能界の先輩でもあります。どういったことを相談されますか。
後藤 芸能活動の期間でいうと、僕なんて9歳からアイドルをやってきた娘には及ばないんですけど。でも、一度は芸能界を離れて、みなさんに再び注目してもらえるようになってきたなかで、僕がどういったことを意識してるのか、気をつけているのかが、娘からすると気になるみたいです。
あと、娘は飽きっぽいところがあるんですけど、僕はどんなことでもいいから継続するのが一番大切だなと思っているので、そうしたことを言ったり。ちょくちょく「こういうことをやってみたほうがいいよ」といったアドバイスはするようにしています。
――芸能人の方がお子供さんに芸能界を目指すと言われて、反対するかしないか悩むことがあると思います。祐樹さんは、娘さんがアイドルをやっていると知って、反対したい気持ちに駆られたりは。
後藤 最初に聞いた時は、正直やってほしくなかったですね。自分が芸能界にいた頃を振り返ると、いい思い出よりも悪い思い出のほうが勝っちゃっていたので。それは僕のやる気の問題で、やらされていたわけではないんですけど、まぁ、同じような思いはしてほしくないなと。
あと、いまはSNSなんかでいろいろ書き込まれる時代ですから、僕と親子関係であることを悪いふうにしか言われないんじゃないかって。それに娘が耐えられるのかどうか不安でもあったし。
けど、もう娘も高校生ですから。僕との親子関係はもちろん、芸能界はどんなところか、アンチの存在とかそういったことに対する耐性がついてきてるので。いろんなことがあるかもしれないですけど、めげずに頑張ってほしいなってのが正直な気持ちではあります。