ここでしか買えない高額「マンホールクッション」
山形 グッズは、町の観光協会とアイデアを出し合って作っています。クッションは5000円台で高額なのですが、ガンダム柄はやはり人気ですね。
──ガンダムグッズマニアには垂涎のレアアイテムですね。全国で買えるのでしょうか?
河田 いえ、豊富町にお越しいただいた方にだけの現地販売で、通販はしていません。それはやはり、「豊富町に足を運んでいただきたい」という我々の思いがあります。
山形 稚内市と天塩町でも、ガンダムマンホールのオリジナルグッズを販売しています。
6枚の絵柄全て、ラバーキーホルダーもあるのですが、各市町内ではご当地の絵柄しか販売していません。全種コンプリートするには、3市町を訪れていただく必要があります。
小さな町だからこそ積極的にチャレンジを
──なるほど、確かにマンホールが地域振興と観光誘致に一役買っていますね。町長は、このガンダムマンホールプロジェクトの話を初めて聞いたときは、どんな印象だったのでしょう。
河田 私は町長になって3年ですが、就任時に職員たちに「最後の責任は持つから、とにかくアイディアを出して、どんどんチャレンジしてほしい」と言ったんです。だから、職員が自ら考えて行動を起こすのはうれしいし、ガンダムマンホールはなかなか面白い取り組みだと思います。
山形 町長はじめ職場の方々、そして住民の皆さんのご理解とご協力があって、この企画が実施できました。本当に感謝しかありません。
河田 そう言ってもらえるとうれしいね(笑)。私の世代だと、ロボットアニメというと『鉄人28号』なんですよ。だからガンダムについては、正直よくわからないところもあります。でも、職員がこうやって懸命に頑張っているのは、やはり後押ししたいですね。