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特集移動編集部

ハコスカ、ケンメリ、ブルーバード…だけじゃない! 日産の黄金期を彩った旧車を日本自動車博物館スタッフがランキング化してみた

 実用車が使い潰される風潮を良しとせず、地道に自動車を収集し続けた前田彰三氏が富山県小矢部市に創設した日本自動車博物館(現在は石川県小松市にて営業中)は、知る人ぞ知るカーマニアの楽園として、日々多くの来場者で熱気に包まれている。

 展示されている車両は常時約500台! そんななかでも、とりわけ熱い視線を集める車があるのだとか。はたしていったいどんな車なのか。ここでは、同博物館の職員を務める前田圭一氏が選んだ「来場者の熱い視線を集める人気車種ランキング 日産編」TOP3をコメントとともに紹介する。(前編ではトヨタ編を発表中!)

クラウンとの販売競争には敗れたが……

 第3位:日産 セドリック 4ドア セダン 2000GL

 

 プレジデントを除くと、日産の中で最もグレードの高い車種であるセドリック。欲しかったけど購入できなかった人も少なくないように思います。憧れからなのか、立ち止まってじっくりと鑑賞されている方が多い印象がありますね。なかでも4代目(330型)は幅広い層から支持されている一台です。

 当時のセドリックは、同じく高級車として売り出されていたTOYOTA・クラウンとの販売競争でしのぎを削っていたんですが、この次のモデル以降は販売台数の面でクラウンに差をつけられて行きますが、2000GLが販売されていた頃は、どちらにも熱烈なファンが多かったという印象がありますね。

 

 性能や技術の差ではなく、日本人受けする王道のデザインより先を進んでいたり、セールス力の差が数字に表れたのかもしれませんね。