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懐かしさを呼ぶ日産の名車
第2位:ニッサン ブルーバード クーペ1600SSS
石原裕次郎さんが『栄光への5000キロ』という映画で乗ったことで話題になったブルーバードも旧車ファンから長らく評価され続けている一台です。なかでも、この510型のブルーバードが一番お客さんから注目されているように感じます。
当時は日産はブルーバード、TOYOTAはコロナを積極的に売り出しては競争していて、多くの人が乗っていたから、懐かしむ思いで車を観察されているのではないでしょうか。
今手に入れようとしたら、状態のいいもので400万円くらいですね。とはいえ、最近の旧車の価格高騰ぶりからすると、それでも決して高額な部類ではありません。
隣のブルーバード(610)は通称「鮫ブル」と呼ばれるモデルなんですが、そちらのほうが異常な高騰ぶりになっているんですよ。下手をすると510型の倍くらい……。車そのものの価値、というよりも、残存台数が価格に大きく影響しているというのが旧車価格高騰の実情ですね。