文春オンライン

2022/11/15

genre : ニュース, 社会

「小川容疑者が逮捕された当初、周囲には『はめられたのではないか』との見方もあったんです。そのため、弁護士の手配もしました。しかし、そのほかに性犯罪の余罪があったり、別の被害者がいる可能性もあります。そのため、まずは幹部会で被害の実態を調査する決定をしました」(同前)

女性を誘い出す「手口」とはどんなものだったのか

 その後、「幹部会」の調査ですぐ、逮捕のきっかけとなった未成年の少女のほか、複数の被害者がいたことが判明する。ハウルとのやりとりの履歴など、具体的な証拠も確認できたという。

「調査を始めた途端に、いろいろな情報が入り、被害者が出てきました。しかも、成人のボランティアメンバーやトー横に集まってくる未成年の少女にも被害者がいることがわかってきたんです。しかも、同じ手口で誘い出し、性加害をしていたというんです」

「同じ手口」とはどんなものだったのか。

「だいたい、夜の10時か、11時くらいに女性を呼び出すんです。終電前ですかね。『語ろうよ』というのがキーワードだったようです。そして、『家に来ないか』などと2人きりの時間を作り出します。

 小川容疑者は歌舞伎町の近くで彼女と同棲中だったのですが、彼女が仕事などでいない日時を狙って、(別の女性を)誘い出していたんです。彼女が持っていた合鍵を奪って、『なくしたんだろう』と言い、鍵の再作成をお願いしても、嫌だと言っていたというのです。つまり、彼女が好きなときに入れないようにしていた。そのためもあり、被害が広がったという感じです」(同前)

同棲していた彼女と小川容疑者のツーショット(佐藤氏提供)

「避妊はしていないようです」

 小川容疑者が「語ろうよ」と言ったとき、男性や少年が一緒についてくることはなかったのか。

「ないですね。彼の場合、『広場』で直接誘うのではなく、LINEで家に呼ぶのです。そして、『子どもができない体なんだ』と言い、強引に体の関係を迫った。そのときに避妊はしていないようです。しかも新規のメンバーを中心に誘うようです。他の人と繋がりが薄いですからね。(トー横キッズの中には)すぐに『広場』に来なくなる子もいて、その中には、こうした手口で被害にあっている少女もいるのではないでしょうか」