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「デパートの便器やバスタブを割ることもあった」…体重198キロだった安田大サーカスHIRO(45)が語る、痩せて一番良かったこと

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安田大サーカスHIROインタビュー#2

2022/11/26

genre : エンタメ, 芸能

note

2019年に母が他界、残された父の面倒を見る

HIRO 最近やったら車中泊やキャンプも流行ってるけど、それができる場所はいっぱいあるし。遠くに出かけるにしても、東京やったら仲間みんなで一緒に行こうってなるけど、こっちだったら僕しかおらんから気を使わずに済むしね。

 東京は遊ぶところはいっぱいあるけど、お金もかかるでしょ。和歌山だと、山に川にと無料で遊べるところばかりだし、お金がかかったとしても安い。

 あと、世界遺産の高野山もあるし、海のものも山のものも美味しいし、アドベンチャーワールドにはパンダもおるし、めちゃくちゃ良いとこなのにあんまり人が来てくれない。せめて僕がいる間は、SNSなんかで和歌山の良さを広めたいなって。

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ーー東京と和歌山の2拠点生活は考えませんでしたか。

HIRO 人が多いのが苦手で、それでいつかは和歌山に帰りたいっていう気持ちもあったんで。僕、メッチャ人見知りするんですよ。女性だと特に人見知りしちゃって。お仕事やったら目を合わせられるのに、プライベートになると合わせられない。小さい子は大丈夫だけど、それ以外は同世代でも上の世代でも女性だと緊張する。

 まぁ、人見知りが激しくて、それを克服できるようにって芸人の世界に入ったのもあるんですけどね。芸人になれば人としゃべれるやろうって。実際、昔よりは全然しゃべれるようになりましたから。

ーーお仕事に関しては、和歌山のほかは名古屋や大阪が中心になるのですか?

HIRO いやいや。東京にもちょいちょい呼んでもらってますし、呼ばれたら車で行っちゃう感じですね。なんで、東京におっても、和歌山におっても、仕事の量がそんなにメチャクチャ変わった感じはないんです。それなら和歌山のままでいいんかなとも思ったり。

 さっきも話したけど、東京におった頃も、いずれは和歌山に帰りたいなって思ってたから。脳出血とダイエットというタイミングが、それを実現させるきっかけになったというか。脳出血はちっとも嬉しくないけど、まぁ、よかったんかなと。

 それとおかんは2019年に亡くなったんだけど、親父はまだいるんで。兄貴がいるんやけど、長距離トラックを運転する仕事をしてるから家にあんまりいられないので、俺が親父を見とかなあかんし。