コロナでめっきり旅行の機会が減った今、台湾の味を再現した店が密かなブームを呼んでいる。滋味深い朝食から屋台名物まで、本格グルメを丸1日ご堪能あれ!

撮影 志水 隆

早餐-MORNING- | 絞りたての豆乳で活力を呼び覚ます

 豆乳のミルキーな香りに誘われ、朝から20組が列をなしていた。五反田駅から徒歩5分、『東京豆漿生活』は台湾朝食の専門店だ。

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 看板メニューの「鹹豆漿」は、毎朝店内で絞るフレッシュな豆乳を酢でゆるく固めたスープ。宮城県産大豆のやさしい甘みに昆布出汁や干し海老のコクが重なり、ラー油の辛みが目覚めを後押ししてくれる。トッピングの揚げパンは端はカリッと香ばしく、嚙めばじゅわっとスープが染み出す。焼き立ての台湾パンもぜひ頰張って。

餡たっぷりの葱肉酥餅。台湾から取り寄せた白胡椒がアクセント
店内で焼き上げたパンがずらり。塩気があるもの、甘いもの、お好みでどうぞ
上から時計回り 焼餅(シャオピン)(葱蚕、肉鬆トッピング)410円、葱肉酥餅(ツォンロウスーピン)310円、鹹豆漿(シェントウジャン)550円

東京豆漿生活(とうきょうとうじゃんせいかつ)

 

東京都品川区西五反田1-20-3
(☎)03-6417-0335(営)月〜金8:00〜15:00、
土日祝9:00〜15:00(売り切れ次第閉店)(休)年末年始

 
朝の光が射し込む店内。唯一無二の朝食を求めて、九州から足を運ぶ人も