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「実際会うと驚くほど小さい」“スペオキ”の共通点

「KinKi Kidsの堂本剛(43)、元V6の岡田准一(42)、滝沢秀明、平野紫耀と、ジャニー氏がほれ込んだタレントらは、会ってみると驚くほど小さい。スマートだからということもあるでしょうが、公表されている身長よりもずっと小柄な印象を受けます。それに整った顔立ちに大きく蠱惑的な瞳。ジャニーさんの美意識には一貫したものがあるなとつくづく感じます。

なにわ男子の道枝駿佑(Johnny’s netより)

 ただ若手のスぺオキは、SixTONESの森本慎太郎(25)、なにわ男子の道枝駿佑(20)などJr.時代からぐっと背が伸びている。かつて川崎麻世(59)や元SMAP森且行(48)も元々はジャニーさんのスぺオキでしたが、『成長して身長が伸びて距離ができてきたね』なんて話す記者もいました。

 また、小柄でもワイルド系は違うようで、V6結成時に三宅健(43)の推薦にもかかわらず、森田剛(43)のメンバー入りを拒んだこともありました」

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川崎麻世(本人のTwitterより)
ワイルド系の森田剛(本人のTwitterより)

 スぺオキはみな「小柄で中性的な王子様」というルックスを持ちながら、見た目をいい意味で裏切る個性も持っている。テレビ局関係者が解説する。

「『YOU、天才だよ』と褒めちぎっていた堂本剛くん(43)は関西弁で笑いを取れるヤンチャさや独特の歌唱力が魅力的です。岡田くんも中身が男っぽくて幼い頃から生意気でね、テレビ局の年上スタッフにも媚びることはありませんでしたし、V6の年長3人をよくいじっては怒られていました(笑)。滝沢くんも真面目そうにみえて夜の街での遊び方がうまかった。赤西仁(38)や錦戸亮(38)ら“赤西軍団”がイケイケの頃から仲が良かったくらいですから」

堂本剛(Johnny’s netより)

ジャニー氏は逸材を“発掘”はしても“教育”はしてこなかった

 ジャニー氏に見初められたタレントたちは、多くの活躍の場を与えられた。しかし、前出の芸能記者によると「ジャニー氏は逸材を“発掘”はしても“教育”はしてこなかった」のだという。

「ジャニーさんはスペオキに対し、自宅のカギを渡すなど親密な関係を築いていたと聞いています。しかしジャニーさんが積極的にかかわるのは逸材を見つけ、グループを結成し、名前をつけるところまで。その後のボイストレーニングやダンスの教育は、外部の優秀な人材に託すんです。バラエティ番組で活躍したSMAPも、教育は萩本欽一やフジテレビにすべて任せられていた。

 ジャニーさんは最高の教育環境や経験を与えはするが、そこから先どう能力を磨いていくか、個性を伸ばしていくかはタレント次第。だからこそジャニーズがジャニーズらしさを担保しつつ、個性的なタレントを擁することができるようになったわけです」

 ジャニー氏が独特の美意識で選び抜いたタレントを、枠にはめずにのびのび育てる。スぺオキとまでは言われずとも、グループの“センター”的な役割を担ってきたタレントはそうしたジャニー氏の薫陶を受けている。それが芸能界にあって唯一無二のジャニーズブランドを築いてきた理由なのだろう。

 そんなタレントたちは、今後のジュリー政権でいかに生きていくことになるのだろうか。