ジュリー政権で“安泰”なのは…?
なかでも安泰なのは、松本潤(39)だろう。ジャニー氏のお眼鏡に適って入所したが、スターに育て上げたのはジュリー氏だ。来年はNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めることからもわかるように、事務所内でも多大な期待を背負っている。
「彼の履歴書を見たジャニー氏が『YOU、今、六本木でレッスンしてるから来ちゃいなよ』と直接電話したほどほれ込んだ逸材。俳優としてのキャリアも順調に積み、今後は舞台やコンサート演出といった方面でも活躍することを期待されています。今後はKinKi Kidsの2人や松潤がジュリー社長をサポートし、ジャニーズらしさを下の世代に伝える役割を果たしていくのではないでしょうか」(女性誌編集者)
関ジャニ∞の横山裕(41)も、ジャニー氏が見出し、ジュリー氏が育てたタレントだ。
「中学卒業後に建設会社に就職するなど異色の経歴を持つが、それを含めて、ジャニー氏は横山を気に入り応援していたそうです。何しろ、ジャニーさんのあまりにも有名な『YOU』という呼び方から、『裕』という芸名を名付けられたくらいです。横山はジャニーさんに『ジャニーちゃん』と呼びかけることもあったそうですが、ジャニーさんはそういう横山の態度も喜んでいた。
ジュリーさんとの関係も良好ですよ。ここ数年、ジュリーさんは関西ジャニーズの育成に心血を注いできました。関西ジャニーズのトップには自身の右腕であるA氏を置いていますし、関西系との距離は相当近い。横山自身もジュリー氏肝いりのJr.内ユニットAぇ!groupのプロデュースを任されていますし、今後は次世代教育の根幹づくりを担っていくことになるでしょう」(前出・芸能記者)
「礼儀正しくて愛されている」ジュリー氏と良好なのは?
野球少年だったKAT-TUNの亀梨和也(36)も、野球好きのジャニー氏とは距離が近かった。
「シニアリーグ出身で、小学6年生の時に軟式野球の世界大会に出場した亀梨は、まさにジャニーイズムの原点のような存在。ジャニー氏に電話で呼び出されて、ウナギを振る舞われたこともある。
一方で体育会系ならではの礼儀正しさから、メリー氏やジュリー氏からの信頼も厚い。山下智久とジュリーさんの橋渡しをしたこともあるくらいですから。もともと山下は元SMAPのマネジャー飯島三智さんが担当していたので、彼女が退社したあとは孤立無援状態。そこで亀梨が一肌脱いで、ジュリーさんに繋いだんです。結局山下は退所しましたが……」
しかしながら、業界関係者が最も不安視しているのが長いキャリアを誇るKinKi Kidsだ。