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精神衛生上必要な「距離感」と「仲間とのおしゃべり」

――相手との距離感が絶妙なんですね。

BKB そういう持ちつ持たれつみたいな関係性が、精神衛生上もいちばんいいですよね。共通の知人を介して知り合った、BiSHのモモコグミカンパニーさんはここ2年連続で僕の単独ライブを観に来てくれてますし、僕もライブに行かせてもらったりしてます。

――ただ、いろいろな人と付き合うと疲れてしまう人もいると思います。BKBさんが心置きなくなんでも話せる人はいるのでしょうか。

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BKB さらば青春の光の森田哲矢ですね。文句とか愚痴も全部言いますよ!

 あとは……これ、芸人以外には参考にならないと思いますけど、劇場の楽屋で空き時間に芸人仲間と喋るのがすごくいいんですよ。酒と飯とアテこそないですけど、飲み屋で話してるのと一緒の楽しさがあるっていうか。

©文藝春秋

 例えば、同期のライスの関町知宏弘と茶々入れあったり下ネタを言ったり、後輩のネルソンズの和田まんじゅうが「バイクだけに?」ばっかり言ってくるから、僕が「もっとほかにも言うことあるやろ!」ってツッコんだり。そういうしょうもない時間があって、心から笑えるおかげで、マジで凹んでても立ち直れることも多いんですよ。

 やから、ほかの職業の人にもそういう時間があるといいですけど……YouTubeを観ることとかになるんかなぁ。

「この世の中は誰かが誰かを支えてる」

――芸人さんもそうじゃないですか。ネタやトークを見て笑って、楽しく思う人がいる。

BKB 確かに「癒されました」とか言ってもらうことは多いですね。そんな僕らもアイドルとかミュージシャンのライブを観て癒されたりしてる。そうやって、この世の中は誰かが誰かを支えてるんでしょうね。

©文藝春秋

――今後の活動について考えていることはありますか?

BKB 今やってることを継続してパワーアップしていきたいなと。欲張りなので、BKBみたいなバカなことも絶対にやりつつ、小説も並行して書き続けていきたいです。単独ライブも毎年やり続けますし、10分の漫談や長尺のコントももっと研ぎ澄ませていければ、と思ってます。

 みなさんも口角上げてブルーな(B)気持ちが(K)ぶっ飛びますように!(B) BKB! ヒィーア!

撮影/平松市聖

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