「鏡は先に笑わない」だから口角上げてニコッと
――BKBさんと話してると楽しくなりそうです。
BKB あとは口角を上げてニコッとしておくようにもしています。たまに「不機嫌そうやな、あいつ」とか言われがちな人いるじゃないですか。「なんか今日怒ってる?」とか。僕、それ言われるんが嫌で。もちろん、しんどいのに強がって笑顔を作るのは違うと思いますけど、口角を上げたら脳みそが幸せやと勘違いするみたいなことも言いますよね。それならやったほうがいいんかなって。
「鏡は先に笑わない」。これ、僕の好きな言葉です。鏡の中の自分は、本当の自分が笑わない限り、絶対に笑わないじゃないですか。それと一緒で、自分が笑いかけないと他人もそうしてくれないと思ってます。
――先輩の芸人さんとも交流があるんですか?
BKB 数こそ少ないですけど、銀シャリの橋本直さんや天津の向清太朗さんは大阪時代からお世話になってますね。定期的に誘ってくれるのは、とろサーモンの久保田かずのぶさん、南海キャンディーズのしずちゃんさんとか……。
豪華すぎる卓球教室「米津玄師さんが…」
――しずちゃんさん、意外ですね。
BKB それ、よく言われます。上京してすぐの学園祭で南海キャンディーズさんと一緒になったんですよ。僕はふたりともほとんど面識がなかったんで、楽屋でガチガチに緊張していたら、山里亮太さんが「しずちゃんとも喋ってあげてよ」って言ってくださって。そしたら、しずちゃんさんが「喋る? どこ住んでんの?」って話しかけてくれたんです。
で、僕もなんでそんなことを言ったのかわからないんですけど、「歯医者探してるんですよね」って言うたんです。そうしたらその場で僕の自宅付近の歯医者を調べてくれて、ご飯も誘ってくださったんです。しずちゃんさんはミュージシャンの知り合いが多いので、僕の交流も広がっていって。
――例えば、どんな方ですか?
BKB UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介さん、sumikaの片岡健太さん、BIGMAMAの金井政人さんたちには仲良くしてもらっています。僕、卓球部出身でいまでも趣味でやってるんですけど、彼らから「卓球にハマったから教えてくださいよ」って言われて何回か教えてた時期があって。ある日、「僕ら以外にも卓球したいって人がいたので呼んでます」って言われた集まりに、米津玄師さんが来てました。
――豪華な卓球スクール……。
BKB 卓球でつながった縁もあります。上京したての頃、後輩のマテンロウのアントニーがアスリートご飯会に誘ってくれたんです。そこで福原愛選手と知り合えた流れで、岸川聖也選手とも知り合えました。ずっと観ていた憧れの選手たちで。最近だと、水谷隼選手とも仕事が一緒のたびにご飯行きましょうって言い合っています。でもなかなか行けてなくて。
実は一昨日も一緒の仕事で、終わり際に水谷さんが「今日の夜、何してるんですか?」って聞いてくれたんですけど、仕事があって行けなかったんです。お互い社交辞令のやりとりが3回くらい続いたので(笑)、本気のお誘いを一発入れてくれたんでしょうね。なので近々、ご一緒できるんじゃないかなと思ってます。