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2023年の論点

「OECD諸国と比べて、日本は子ども関連の予算が半分」暴言→引退表明の明石市長がふりかえる“12年間の市政改革”

「OECD諸国と比べて、日本は子ども関連の予算が半分」暴言→引退表明の明石市長がふりかえる“12年間の市政改革”

泉房穂氏インタビュー #2

2022/12/29

source : ノンフィクション出版

genre : ライフ, 社会, 企業, 働き方

「明石から」に込められた2つの意味

 くさい言い方ですが、子どもの時から「やさしい社会を明石から」をキーワードにして考えてきました。「明石から」の「から」には2つの意味があります。どこもやらなくても明石「から」始める、ということと、もう1つは、明石「から」全国に広げる、という意味です。

 今後、これまでの市政運営を続けられる人に責任をもってバトンタッチしたら、「明石から全国に広げる」という段階にシフトしたいと思います。明石でやっていることが全国で実現できるように、暴言を吐かない心ある首長を全国に100人作りたいんです。

国政への働きかけを重視

 先ほども言いましたが、私は実は根回しをしっかりやる方なんです(笑)。これまでも様々な市長会を起こしては事務局長を務めてきました。各地の首長選挙に積極的にかかわって、新しいやる気のある市長を通すお手伝いをしたい。政策アドバイザー的なこともできるし、元々選挙が大好きやし、得意やから、事務局長をさせてもらって、選挙を次々とひっくり返してやろうかと思っています。

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 それから、明石でできることは国でもできると言っているんだから、国政への働きかけをしないといけません。どこかの政党に属すとかえって自由が利かないので、政党に属さず、超党派の動きを応援したり、橋渡ししたり。そういう役回りは向いていると思います。

 その方法の1つとして、「子ども新党」というアイデアもいいかもしれません。とはいっても暴言の一件があったばかりですので、しばらくは明石市長としての活動に専念して、落ち着いてから考えようと思っています。

◆このコラムは、政治、経済からスポーツや芸能まで、世の中の事象を幅広く網羅した『文藝春秋オピニオン 2023年の論点100』に掲載されています。

「OECD諸国と比べて、日本は子ども関連の予算が半分」暴言→引退表明の明石市長がふりかえる“12年間の市政改革”

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