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母の彼氏から「俺は本当のお父さんじゃないからね」と…16歳で父・石田純一と再会した“いしだ壱成”(48)が明かす、自給自足の幼少期

いしだ壱成インタビュー#2

2022/12/17
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松原千明さんの訃報を受けて

――そうした経緯を踏まえれば、今また俳優として表舞台に帰ってこられたことを、石田純一さんも喜んでいるのでは?

いしだ そうかもしれませんね。お互いにけっこうしんどい時期が重なっていましたから(笑)。父は父で、コロナ禍に出歩いてかなりバッシングされましたけど、最近は落ち着いてきて、またCMが決まったりしているようですよ。

――一方で、松原千明さん(石田純一の2人目の妻)の訃報は残念でした。いしださんにとっても母親に近い存在だったそうですね。

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いしだ そうですね。海外に滞在している時に、メディアの方が連絡をくれて知りました。まさに『ひとつ屋根の下』を撮っていた苦しい時期に支えてもらった方で、愚痴や泣き言も含めて本当にいろんな話を聞いてもらいました。

 訃報を受けてまず頭に浮かんだのは、すみれのことでした。実の母が亡くなったわけですから、大丈夫かなと。何かヘルプできることがあれば駆けつけたいとは思っていますが……。とにかく残念でなりません。

 

――これから手掛ける作品や海外進出など、松原さんにも見守ってほしかったですね。

いしだ 本当にそうですね。きっと「壱成ちゃん、頑張ってるのね」と言ってくれたと思います。それに、彼女も女優ですから、僕のつくる作品に出てもらいたかったというのもあります。

 こうしていろいろ考え始めると本当に辛いですけど、今は自分にできることを精一杯やるしかありません。千明さんも絶対にそれを望んでいるはずですからね。(#3に続く)

写真=三宅史郎/文藝春秋

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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