「福岡県のド田舎保育士」としてSNSで発信し、人気を集めている絢乃唯那さん。日々、保育と農業にいそしむ絢乃さんのアカウントは気づけばSNS総フォロワー数が100万人を超え、一躍注目の的に。なぜTikTokをはじめ、どのように動画を作っているのでしょうか。そして、絢乃さんが感じる都会とド田舎のSNS事情の違いとは――。(全2回の2回目/前編を読む)
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「ド田舎保育士」って誰が名付けたんですか?
――SNSの総フォロワー数が100万人を超えていますが、SNSをはじめたきっかけは、何かあったのでしょうか?
絢乃 いくつかあるんですけど、一番のきっかけは、みんなでただ勝負したい、保育園の先生10人くらいで、「誰がバズるか、やってみよう!」って。みんなで一人一人アカウントを作って、軽い気持ちでやってみました。
――興味本位で、という感じだったんですね。
絢乃 そうです、そうです。あとは、SNSをはじめる前から「事務所に入らないか」ってずっと熱く誘ってくれた方がいて。でも、保育士もやってるし、1年くらい迷ってて。その後、事務所に入ろうってなったときに何かしようと。ちょうど、みんなとSNSの話も出ていたタイミングだったので、いいかなって。
――そこから、いざ、みんなでSNSを始めてみたら、絢乃さんのフォロワーが一気に増えて……?
絢乃 びっくりしましたね! まさか、こんなに増えるなんて思ってなかったので。最初は、誰も見てないだろうし、バズるなんて想像もしてないから、家の前の田んぼで、スッピンでジャージとか。ちょっと手を抜いてました(笑)。
――「ド田舎保育士」というネーミングもインパクトがありますが、どなたが考えたのでしょうか?
絢乃 私が考えました。ほんと、家の周りに山とか田んぼしかなくて。
――気軽に始めたつもりのTikTokが、ここまでフォロワー数が増えたのは、なぜだと思いますか?
絢乃 運が良かったのは、はじめて投稿したときに、たまたまTikTokの「おすすめ」に表示されたんです! そのおかげかな、1投稿目で100万再生回数いって。1日でフォロワー数が3万人になったんですよ。