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こづかい万歳の妻 子どもたちがまだ小さいので、外で飲むことはほとんどありません。毎晩ダイニングテーブルが私の居場所です。晩御飯のおかずをそのままおつまみにすることが多いですね。ただ、「予算やメニューが限られている中でもちょっと工夫して、少しでも昨日より良い晩酌にしたい」という気持ちはあります。

 いわば私は監督。その日の晩酌のメンバーを決めて、状況によっては途中でスタメンを入れ替えたり、「今夜はダメだ」と早々に撤退したり、時にはとんでもない延長戦になったりする。そういう“試合”を卓上で夜な夜な繰り返しているイメージですね。(注文したレモンサワーが来る)では、お言葉に甘えていただきます。……おいし~。

やたらと酒が進むインタビュー ©文春オンライン

――奥さんがダイニングテーブルで飲んでいる姿は『こづかい万歳』本編でもよく描写されていますよね。

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こづかい万歳の妻 夫が設置用アームを使って、台所の壁の高いところにテレビを取り付けてくれたんですよ。立ち飲み屋って壁の隅にテレビがあるじゃないですか。だから台所で飲んでいても居酒屋のような気分に浸れるんですよね。お酒やおつまみがなくなったら即追加できるし、片付けも楽だし、台所、テーブル、テレビが理想の三角形を描いています。

子育ての合間のちょっとした時間に飲みたい

――奥さんといえば、日高屋愛の深さも話題になりました。あらためて、日高屋での飲み方を教えてください。

こづかい万歳の妻 はい。手始めにビール(320円、価格は全て税込み)と中華風味付メンマ(150円)を注文します。別皿トッピングの細切りネギ(130円)の使い勝手が結構良くて、それ単体でもつまみになりますし、メンマと和えた“ネギメンマ”にもできるんですよ。ネギメンマはラー油やコショウをかけてもおいしいです。

 さらにシメでとんこつラーメン(470円)を頼んだとき、残りのネギにラー油をぶっかけて盛り付ければ、ピリ辛とんこつネギラーメン(630円)に近い味がお得に楽しめます。

私のオアシス…日高屋…!! ©吉本浩二/講談社

 メンマ、味付け卵、細切りネギ。これは日高屋における私にとっての三種の神器ですね。ラズウェル細木先生の『酒のほそ道』という漫画で、「蕎麦屋のつまみというのは全て蕎麦の材料を使っている」のような一節があり、私も「日高屋に来たからにはラーメンの具材だけで飲むべきではないか」と考えたんです。まぁ実際には全然ラーメンと関係ないメニューも注文しちゃうんですけどね(笑)。

――あっ、お酒もう少ないですね。どんどん追加注文してください。日高屋などチェーン店がお好きなんですか?