では、この件についての僕のスタンスはどうか。テレビやラジオで意図的に暴言や暴論を言う気は毛頭ありませんし、YouTubeで炎上商法を仕掛けるつもりもないです。動画投稿で扱うテーマについて、批判はしても誹謗中傷はしないことをルールとしています。炎上商法なんてリスクばかりで長続きしませんし、理のない中傷なんて僕の性に合いません。
それに「YouTubeは緩いからなんでも言い放題だ」みたいなことをしていると、テレビやラジオの関係者は、きっとこう思います。
「あいつはYouTubeで過激なことばかり言っている。うちの番組に出演したときに同じようなことをされたらかなわない」
危険人物のレッテルを貼られて、テレビやラジオに起用されることはなくなってしまうでしょう。だから僕は「テレビやラジオで守らなければならないコンプライアンスはYouTube上でも守る」というマイルールを作っています。
万が一、口が滑ってしまったら、すぐに前面に出て謝罪するのみ。もちろん、第三者に謝罪の意思を間接的に伝えてもらうようなことはしません。それ以前に、そういうことは過去に一度も起きてはいませんけどね。
「炎上系YouTuber」の再生回数稼ぎについて
先ほど触れた「炎上商法」について、もう少し記しておきます。YouTubeに限らず、ネットで物議を醸して炎上する人というのは一定数存在します。
この場合、次の2つのタイプがあります。
（1）あえて炎上することを言って煽るタイプ
（2）言っている本人が炎上していると捉えていないタイプ
（1）のタイプは、「こういうことを言えば、アンチがざわついて焚きつけてくれるから再生回数が稼げる」ということを端から理解しています。格闘系YouTuberのシバターさん（登録者数123万人）はまさにその代表格で、何か世間を騒がせるような出来事があると、いちいちそこに首を突っ込んで、
「お前が悪いんじゃー！」
と、あえて火中の栗を拾いに行くような言動を起こしています。
その結果、どうなるのか。
「またアイツがバカなことを言っているよ」とあきれられたり、ののしられたりもします。それでも当の本人はケロリとしていて、「で、だから何よ？」と言わんばかりにまったくダメージを受けていないのです。
こうした人たちは、メンタルが強いというよりも、「炎上すればこういうことが起きる」とYouTubeの仕組みを理解しているからダメージを受けないで済んでいるのだと思います。
