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人気のない路上や山の中に放置される国産スポーツカー
「GT-RであるとかRX-7であるとか、国産スポーツカーなどが何日か止まっている、という状況も怪しいですね。コインパーキングではなく、人気のない路上や山の中に放置されていれば、相当に可能性が高いでしょう。
反対に、アルファードやプラドとか、現行車種のノーマル車両は、台数も多いですし、普通の車となかなか見分けがつきにくいと思われます」(攪上氏)
総じて、街中に紛れ込む盗難車両を発見するためのポイントはあるものの、やはりそれが有効に働くケースは限られるのだろう。
数百万円の価値をもつ自動車が、屋外に無数に止まっている状況は、それ自体が犯罪の温床とも言える。ヤードの取り締まりや、税関における検査の強化を期待したいところだが、さしあたり我々にできる対策としては、各人が盗難に対する注意を払っていくほかないのかもしれない。
自分の車を盗まれないようにするには、やはり自衛の手段を講じるしかないのだろう。さまざまな対策の有効性と、コストや手間を鑑みながら、確かな情報にもとづき選択していくことが重要である。
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取材協力
カーセキュリティプロショップA2M
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