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〈渋谷カウントダウン直撃ルポ〉「ヤバい! ちょっと諦めかけた!」イベントは中止でも…年越しの渋谷に人が爆増している“意外な理由”

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 若者や外国人観光客を中心に、年末の風物詩となっていたといっても過言ではない渋谷駅前のカウントダウン。しかし、同イベントは新型コロナウイルスの影響により、2020年、2021年と開催がとり止められており、2022年も12月26日に渋谷区ホームページにて中止が正式に発表されていた。

カウントダウンイベント中止を知らせる渋谷区からの発表では、昨年までなかった外国語の案内が今年から記載されていた

 スクランブル交差点は歩行者に開放されることなく、大型ビジョンにカウントダウン用の映像も放映されず、渋谷駅周辺の公共の場での飲酒も禁止。近2年と同様の来街防止対応がとられる形だ。

 さりとて、近2年ともに年越しの瞬間のスクランブル交差点は、渋谷区が制限を行ったにもかかわらず、結果的には狂騒と呼ぶのがふさわしい空間となっていた(2020年末の様子2021年末の様子)。カウントダウンイベント中止から3年目。2022年12月31日の深夜、渋谷駅周辺ははたしてどのような状況だったのか。

 年越しを迎えた瞬間の渋谷 ©文藝春秋

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 爆増した外国人観光客

 筆者が現地に到着したのは22時30分頃。この時点で、人流が昨年までとは桁違いだった。近隣の飲食店も大入りの様子で、通りにも人が溢れかえっている。そして、道行く人の多くが渋谷駅へと歩を進めているのだ。

年越し前の渋谷の様子 ©文藝春秋

 なかでも目立つのが、観光で日本を訪れていると思しき諸外国の人の多さ。昨年のカウントダウンでは勉学や労働のために日本に滞在していると語るアジア系外国人がほとんどだったが、入国制限の緩和や円安といった事情も手伝ってか、さまざまな地域から日本を訪れる人が増えていることを肌身で感じる。

取材に応じてくれた男性 ©文藝春秋

「オレゴン州から来ました。たくさんの人が集まって、楽しんでいるさまを肌で感じられるから、渋谷のことが好きなんだ」と語る男性も日本を訪れた目的は観光だという。