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 事業や投資をする場合、人の見極めがとても重要になりますが、シン富裕層には短期間で資産を築いた人や、もともと会社員だったような人が多く、こうした経験値があまりないものです。そこで、失敗もいろいろと経験しておられた地方の勤務医かつ株式投資家のシン富裕層から聞いたわかりやすい見分け方をご紹介します。

「自分の過去」を話したがらない人は注意

 まず、フェイスブックなどSNSのトップページ画像に、やたらと大人数、何かのパーティーで撮ったような写真を掲載している人は疑ってみたほうがいいとのことでした。

 昔から詐欺師はタレントや政治家などの著名人と親しいツーショットをアピールに用いることが常套手段で、現在は有名人ではなくても集客力といいますか、大人数から支持されていることを誇示する傾向にあります。ツイッターのフォロワー数や動画配信の登録者数、ネット商品のレビュー数のような効果を狙っていることが多いのです。

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 このように「怪しそうな人」を見つけたらその後見極めることは意外と簡単です。それはその人の「職歴」を聞くことです。おそらくビジネスについて「いいこと」ばかりまくしたててくると思いますが、「自分の過去」つまり学校卒業後のビジネスキャリアについて話したがらない、または一貫性に乏しいという方が多いようです。

細かく質問すれば必ずボロが出る

 転職が悪いわけではありませんが、飲食店に務めていた後に、カーディーラーに転職し、その次は金融業、いきなり海外で起業など。

 これも全部を言わないかもしれませんが、どこに何年、どんな業務というツッコミをしていけば、必ずボロが出ます。

 出身の大学が海外と言っていても、最初はカリフォルニア大学といい、次にカリフォルニアの大学と変わり、最後はロサンゼルスの大学と変わった人に実際会ったことがあるそうです。

 政治家やキャスターなんかでも海外学歴が詐称されていたことが報道されたこともあるように、気をつけなければならないでしょう。