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「マリウス葉は出演しない」から一転…ジャニーズ激動で考える、セクゾの卒活で残された“現実的な希望”

2023/01/20

genre : エンタメ, 芸能

 2022年末から年始にかけて大きな話題となっている、ジャニーズタレントのインスタ開設。嵐の松本潤、Sexy Zone、KAT-TUNの亀梨和也、Kis-My-Ft2の玉森裕太、そしてSnow Manのラウール! ファンから嬉しい悲鳴が上がっている。

 ジャニーズ事務所といえば、ネット上に所属タレントの画像を掲載することを頑なに認めなかったことで有名。厳しい規制つきで認めたのは5年前の2018年だ。ちなみにジャニーズ所属タレントでのインスタグラム開設第1号は山下智久である(2019年5月開設、20年10月末に退所)。時代も変わったものだとしみじみ……。

 確かにSNSは諸刃の剣、気をつけねばならない。しかし、タレント本人がアップする画像は、ファンやグループへの思いやセンスを垣間見ることができ、本当にありがたい。なかには想像以上の活用ぶりで、驚かせてくれるグループもいる。

2018年12月、紅白歌合戦リハーサルに参加したメンバー。松島聡が活動休止中だった ©文藝春秋

 年末年始、見事なインスタ活用で注目を集めたのがSexy Zoneだ。 12月27日に初投稿、20日も経たないうちにフォロワーが100万人を突破した(1月12日時点)。中島健人が水を飲んでいる姿に「水飲んでるおれ」というありのままの説明をつけた画像でのタイミングに、全私が沸いた。

「卒活」で残された現実的な希望

 いや、むしろインスタ100万人突破までのドラマが快挙と言えるだろう。彼らはこの年末年始、鮮やかかつ温かく、マリウス葉の旅立ちを共有してくれた。話し合いは昨年の夏頃からだったそうだが、ファンへの卒業発表から卒業までの期間は、27日から31日のたった5日間。この短さを逆に生かし、画像アップやライブ配信を駆使して5人の思いと感謝を発信。

昨年末でのジャニーズ退所と芸能界引退を決めたマリウス葉 ©文藝春秋

 そして、卒業までの裏側を映した「RIDE ON TIME」(1月6日、フジテレビ系)や東京ドーム無観客ライブを、マリウス卒業後の2023年に配信するという絶妙なスケジュール。SNS・配信・テレビ番組というメディアミックスで旅立ちと新章開始をスライドする――。寂しさと希望が共有し「新時代のグループの在り方」を感じた。

 一番新鮮だったのは、希望の残し方である。ぼやけた感情論ではなく、マリウス葉が国際社会で新たなキャリアを積み、アイドル以外の立ち位置でセクゾの活動とリンクし、多くの人を幸せにするかもしれない。そんな「将来また5人集まって何かを成しそう」という現実的な希望だ。

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