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「マリウス葉は出演しない」から一転…ジャニーズ激動で考える、セクゾの卒活で残された“現実的な希望”

2023/01/20

genre : エンタメ, 芸能

メンバーが「一人減る」という大きすぎる穴は…

 マリウス葉の卒業コメントに出てくるメンバーへのコメントは、それぞれの個性の素晴らしさを的確に表している。「限りない愛と献身を与える才能」を持つ中島健人、「人の隠れた才能を引き出し、それを元に美しい演出やパフォーマンスを作り上げる」菊池風磨、「細部へのこだわり、芸術への情熱。そして、周囲の人々や特にファンの皆さんのことを考える姿勢と強さ」を持つ佐藤勝利。そして、「優しさと努力の精神」を持つ、松島聡。松島は、彼のシンメとして一番近くで切磋琢磨し、同じ休養を経験し、彼のもどかしさを一番理解しただろう。

Sexy Zone(Johnny's netより)

 この5つの個性が魅せたのは、これからの時代のチームの在り方。メンバーが「1人減る」という寂しすぎる穴を「減る」とは別の提案、「to be continued」(そこからの希望的な継続)に変え、短期間でガツンと表現してくれたのは、本当に大きい。

 菊池風磨が発起人になり、17年ぶりに「ジャニーズ成人式」を復活させたというニュースが新春に流れてきたが、彼の包容力の正しい使い道だろう。マリウス葉を最高の笑顔で送り出したハイスキルを、これからどんどん後輩の幸せに活用してほしい。

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 ムチャブリみたいなチビッ子デビューから、いつの間にか、互いの存在を確認するようにぎゅっと肩を組んでいた。そして、それぞれのDreamを叶えるため走り出したSexy Zone。

デビュー曲「Sexy Zone」通常版

 2011年、「Sexy Zone」でデビューしてから、干支一回りの今年。12年間で手に入れた実力とチームワークを活かし、「時代を創る」を有言実行していくターンに入った気がする。

 その美しくやさしい策士っぷりで、これからも私たちを驚かせてくれるだろう。インスタがそれを証明してくれている。

 5人最後の東京ドーム無観客ライブ配信も控えている。楽しみだ!

「マリウス葉は出演しない」から一転…ジャニーズ激動で考える、セクゾの卒活で残された“現実的な希望”

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