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「脱ぐことは怖くなかったです」グラドル・佐藤寛子の「ヌードの夜」出演のきっかけとなった“大物俳優”

佐藤寛子さんインタビュー #1

2023/01/22
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世に出る前に燃やされた「幻のヌード写真」

――2005年からは、グラビアを控え始めますね。そこから俳優業へとシフトしていきます。

佐藤 グラビアはもうやりきったと思った瞬間があって。自分でもうこれ以上水着を着てやることがなくなっちゃったなと思ってた頃、ふらっと遊びに行った先でヌードを撮ったんです。

 カメラマンとアートディレクターの夫妻で。尊敬してる人たちで。海の近くのおうちに遊びに行ったんです。ただ遊びに行っただけで、全然撮るつもりはなかったんですけど、その時になぜか撮影になって。気づいたら自らヌードになってました。その写真がとても良くて。写真として、これを世に出せたら面白いなと思って事務所に相談したら、社長にCMもあって大切な時期なのに、とめっちゃ怒られました。

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 結局、その写真は全部燃やしちゃったんです。そんなことがあったので、事務所的にもこいつをほっとくとよく分からないことをする、勝手にやっちゃうやつだと思われたんじゃないかな。

――なるほど佐藤さんは2010年、石井隆監督の映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」でヌードを披露しますが、その前にもスチールですがヌードを撮られていたんですね。

佐藤 石井監督には、実は「ヌードの夜」以前にもオファーをもらっていたんです。私のビジュアルが作品に必要だと思っていたそうなんですが、やはりヌードになるという要素があるとその後のCMや仕事に響くという事情があったのか、私の知らないところで断っていたこともあったと後で聞きました。

石井隆監督による「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」DVD(角川映画)

 私にやりたいか、やりたくないかを聞く前に、何の相談もなく断ってるんだと思って。事務所には、ここからは仕事を制限しないで欲しいと伝えました。

 私は何のために芸能界にいるかというと、自分が表現したいことのためにいる。「いつかは自分が好きな仕事ができるから、今はバラエティー番組やグラビアを頑張って」と言われても、私にとっては今しかないんですと伝えて。私、見た目の印象に反して、あまり従順ではないので(笑)。