雑誌の勢い華やかなりし2000年代前半、中、高で生徒会長を務めたという真面目なキャラクターと抜群のプロポーションを武器に、グラビアアイドルとして大人気となった佐藤寛子さん(37)。その後は俳優に転身し、2015年には未婚の母となったことを公表し、大きな衝撃を与えた。

 佐藤さんは今回、シングルマザーを決断するに至った大きな出来事について初めて明かしてくれた。さらに出産後に奄美大島へ移住した理由、苦い思い出となったヘアヌード写真集、さらに現在岡山に住む理由についても語った。

佐藤寛子さん

好きだった人は友達の恋人に…意外とモテなかった高校生時代

――佐藤さんの恋愛面についてお聞きしたいんですが、そもそも高校生でグラビアアイドルをしていたということは、かなりモテていたんじゃないですか?

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佐藤寛子(以下、佐藤) モテてはないですね。高校生の時に告白されたことは2回ぐらいはあったかもしれないですけど、好きだった人は友達の恋人になっちゃいますし……。

――佐藤さんを差し置いて、友達と付き合っちゃうんですね。すごい。

佐藤 なんか今考えたら怖いことをしてしまったので(笑)。好きな男の子と女の子の友達と4人でカラオケに行った時に一番得意な歌を歌おうと思って、米良美一さんの「もののけ姫」を入れたんですよ。それを本気で歌ったら、その時はたまたま100点を取っちゃって。

 うわっ、もうこれ絶対付き合えるって思ったんです。けど、その後に友達がaikoさんの「カブトムシ」を歌って、その次の日から私の好きな男の子とその友達が付き合い始めたっていう(笑)。今はaikoさんが大好きですけど、その頃は聴くたびにつらい気持ちになってました。

――なかなかイタい思い出ですね(笑)。2004年に出版された「Lover's Eye」という写真集では恋愛のポエムも掲載されていますね。「好きになればなるほど怖い」などの詩が出てくるのですが、あれは実体験なんですか?

2004年に出版された写真集「Lover_s Eye」(小学館)

佐藤 多分そうですね、きっと。好きになると嫌になりません? なんか逆に。失ったりするのが嫌だったり。感情に振り回されるのがあまり好きじゃないんでしょうね。