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実行犯は「狛江ルート」と「渋谷ルート」に別れている?
「昨年12月5日、中野区の住宅に6人組の男が押し入り、現金約3000万円を奪った事件があり、今月21日に永田陸人容疑者(21)が強盗致傷の容疑で逮捕されました。永田容疑者のスマホのSNSには、リサイクルショップを襲撃し逮捕された自衛官同様、『狛江』や『時間』といった内容のやりとりが残っていたそうです」(同前)
一方、今月17、18両日には、昨年12月16日に渋谷区の貴金属店でネックレス8本等計29点(販売価格計約272万円)を盗んだとして、いずれも19歳の男3人が逮捕された。社会部記者が続ける。
「逮捕当時、3人のうち2人は容疑を認め、そのうちの1人は『インスタグラムの闇サイトに応募して2人を誘った』と供述しています。さらに警察は、この事件と、千葉県市川市(1月9日)、栃木県足利市(1月10日)、さいたま市西区(1月12日)、茨城県龍ケ崎市(1月14日)、茨城県つくば市(1月14日)で発生した計5件の強盗・窃盗事件と犯行手口の特徴が似ていることから、3人がこれらの事件にも関与した疑いがあるとして捜査を進めています。ただ、3人と“狛江市”との接点は浮上しておらず、関係性は低いと見られています。
一連の事件の実行犯は、大きく“狛江ルート”と“渋谷ルート”に別れているようにも見えますが、当局としては、大元である“指示役”につながるよう関連を調べています」
捜査線上に浮上した2つの「点と線」。ただ、ある捜査関係者によれば「狛江の事件だけは異質」だとの指摘もある。