〈解説〉

 ザ・ビートルズのレコードデビューから60年のタイミングで製作されたドキュメンタリー。洋楽黎明期だった1960年代の日本において、彼らがいかにして空前の人気を獲得したのか、66年の日本武道館ライブがどのように実現したのか、彼らの音楽が日本の音楽界にどのような影響を与えたのかを、50人以上の関係者やミュージシャン、評論家へのインタビューを通して振り返る。

 監督は「情熱大陸」「プロフェッショナル 仕事の流儀」などのドキュメンタリー番組を手掛けてきたテレビマンユニオンの東考育。ナレーションは満島ひかり。102分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★ビートルズ来日公演に至るまでの経過が、特に興味深く、あの新聞社の粘りによるものだったとは。懐かしさで胸がいっぱい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆証言の収集に多大な労力が費やされているが、材料が化学変化しなければ映画にならない。ムード的な画像の挿入も疑問。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆当時を知っている貴方も何も知らない貴方も、存命の日本人たちの胸躍る仰天の青春に楽しく切なく思いを巡らせるはず。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆アポロの月面着陸や東京五輪にも似た位相で捉えられる60s’の追憶。貴重な証言を丁寧に繋ぎ、日本の戦後史も映し出す。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆テンポの緩さを若々しく滑舌の良いナレーションが牽引。可視化されないプロモーター永島達司氏に興味をそそられる。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 「ミスタームーンライト」製作委員会

INFORMATION

『ミスタームーンライト〜1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢〜』(「ミスタームーンライト」製作委員会)
1月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開
https://mr-moonlight.jp/