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「ハウルが死んだ後はさらに荒れだし、破れかぶれでホームレス状態」
「インフィは、ハウルのことを友人として大好きでした。それまでハウルの黒い噂はたくさん聞いていたはずなのに、逮捕後も『あんなカッコいい奴が無理矢理やるわけねえだろ』『女がおかしいんだよ』とハウルを庇っていました。手紙も書き続けていましたしね。いずれにせよ相当ショックだったみたいで、呂律が回らなくなるほど、いつも飲んだくれていました。仕事にもいかなくなり、家賃は滞納するし、携帯も止まるしで、本当に金に困っていた。以前は飯をあげていた側だったのに、今は逆にもらっていたぐらいです。
一時、『これからは真面目に生きる』と反省していましたが、ハウルが死んだ後は『まさか死ぬなんて』と絶句し、さらに荒れだしたんです。“ストロングゼロ”を広場で昼から飲み続け、万引きも繰り返し、もう破れかぶれ…。家にも帰らなくなり、もはやホームレス状態でしたね」
もともと不安定な精神状態に見えたというハセベ容疑者。奇行を繰り返すようになったという背景には、親友の死が少なからず影響していたのだろうか。行政サイドもハセベ容疑者の行動には苦慮していたようだ。
新大久保の韓国料理屋にあるカエルの置物をパクる
「ハウルが死んだ昨秋には、『トー横を閉鎖すべき』という声があがるほど、行政も手を焼いていました。というのも、ホームレス状態になったインフィが、廃墟ビルから家具を持ってきたり、広場にたまっていました。さらに、それだけにとどまらず、一緒に住み始める人たちまで現れ始めたのです。インフィは新大久保の韓国料理屋にあるカエルの置物までパクってくるなど、まさにやりたい放題でしたね」(同前)
傍若無人となったハセベ容疑者だが、こうした“加害者”はなにも彼一人ではないらしい。