ダイエットのきっかけとなった「試着事件」
ーー帰国して、どれくらいからダイエットを始めたのでしょう。
與儀 すぐです。帰国してから、服を買いに行こうってなったんですよ。で、留学前にいつも行っていた服屋さんで試着室に入ったんですけど、試着した服が抜けんくなって。
「うわ」ってなって、「ママ、ママ」ってこっそり呼んで、「抜けへん」って(笑)。脱ぐのを手伝ってもらってから、「これ、ヤバいかも」って。そこから痩せようって決意しました。
ーーその店に大きなサイズがなかったわけではなく?
與儀 そのお店には、フリーサイズしかなかったんです。日本って、フリーサイズしか置いてなかったりするじゃないですか。向こうだと永遠にサイズがあるんですよ、ほんまに。それに慣れてしまってたところもあります。それで帰ってきたらサイズがなくて「ヤバっ」って。
35キロ減を達成した方法
ーーダイエット方法について詳細をお聞きしたいのですが、ジムなどには通われましたか。
與儀 パーソナルジムには行きました。そこでいろいろ測定したら、まぁまぁ筋肉はあるとわかって。「じゃあ、脂肪を落とせばいいやん」ってなって。トレーナーさんからも「先にそっちをやったほうがいい」と言われて、脂肪燃焼から取り掛かりました。
だからスタート時は、有酸素運動がメイン。そのうち、有酸素運動自体は続けながら、だんだんと回数や時間を減らしていった感じですね。
ーー有酸素運動はランニングあたりから?
與儀 ランニングはもともと好きじゃなかったのと、トレーナーさんに「胸を落としたくないならやめたほうがいいよ」と教わったので、走るのはあんまり。走っちゃうと、胸が垂れやすくもなるらしいんですよね。
代わりに、水泳、水中ウォーキングを勧められました。それだと体全体を動かすし、筋肉もつくし、結構エネルギー消費するからって。
それからは、おばあちゃんばっかの、若い子がおらへんような区民プールに週3で行って、1時間半歩いたり、1時間くらい泳いだり。
ーー泳ぐにあたって、ダイエットに適したフォームなどあるのですか。
與儀 泳ぐのがそんなに得意じゃないんで、キモい泳ぎ方をしてました(笑)。カエル泳ぎみたいなのをしてたと思います。
フォームはともかく、頑張って泳いだ後はハァハァなってたから、「カロリーは消費できてるんちゃうかな」みたいな感覚で。水中だから汗をかいてるのかもわかんないけど、水泳は結構体力使うみたいで、エネルギー消費があるんです。