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コーヒーショップに警察官が
そして、もはや客ですらない迷惑客に遭遇した、サラリーマンの島貫覚さん(仮名33歳)の目撃談だ。
「テイクアウト目的でコーヒーショップに入ったら、男性の怒号が響いていました。その声のほうを見ると、赤いジャージを着た恰幅のいい男性が、ふたりの警官に囲まれていたんです。
不思議に思っていたら、男性が『だからさあ! こっちは待ち合わせしてて、落ち着いたら注文しようと思ってたんだよ!』と、まるで店内にいる客全員に聞いてほしい、というような大声で怒鳴り、警察官のほうも、『でも1時間はやりすぎでしょ』とかぶせるように説明してくれたので、何が起きているのかがわかりました。
軽い気持ちだったのかもしれないですが、オーダーなしで滞在しつづけると警察沙汰になるんだなと思いました」
なぜかどこにでも現れる迷惑客たち。まずは、自分がそのお店の従業員だと思って「こういうことはされたくない」ことを考え、それをやらない。そんな想像力が必要とされているようだ。