2月21日21時半頃、帰宅ラッシュでごった返すJR駅のホームで、1人の女性が手鏡を覗き込みリップを塗りながら歩いている。

 白いバケットハットを目深に被っていてほとんど顔は見えないが、この女性は元乃木坂46の北野日奈子(26)だ。

 北野がホームから改札を抜けると待ち構えていた男性へ足早に駆け寄り、抱き着くように腕に飛び込んだ。男性は、キャップを浅めに被り、上下グレーのスウェットとかなりラフな格好をしている。

ADVERTISEMENT

北野日奈子が待ち合わせをしていた男性は……? ©文藝春秋 撮影/上田康太郎
腕を組む場面もあった ©文藝春秋

 北野から自然と腕を絡ませると、腕を組んだまま夜の繁華街へと歩き出した――。

乃木坂“不遇の2期生”を体現する北野日奈子

 北野日奈子と言えば、乃木坂46の2期生メンバーで、2022年4月末にグループを卒業している。グループ卒業後の現在は、女優としての才能を発揮。特に、ドラマ初主演を務めた「少年のアビス」(MBS系)では心に闇を抱えるアイドル役を演じきった。

「乃木坂46在籍時、“不遇の2期生”という言葉を最も体現していたのが北野でしょう。2冊発売した写真集は売り上げも好調で、同期の堀未央奈(26)に次いで人気の高いメンバーでした。しかし、選抜とアンダーを行き来する立ち位置が続き、その状況にはファンから疑問の声が上がることも珍しくはなかった」(アイドル誌ライター)

北野(本人のTwitterより)

 冒頭のシーン。飲み屋が活気づいている夜の街は多くの人で溢れていたが、2人は周囲を気にする素振りも見せずに駅近くにある「スシロー」へ腕を組んで入っていった。

 2人がスシローから出てきたのは22時40分頃、変わらず男性は北野の横に連れ添っている。出てきたビル近くにあった自販機で綿菓子を買い、2人が笑顔を溢しながら話している様子がマスク越しにも伝わってくる。

 その後、2人は自宅マンションへと向かった。道中、北野が無邪気に走り出し、それを男性が追いかけるという微笑ましいやりとりもあった。