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「ドラフトの1週間前、雑誌の企画で大谷くんと対談したときには『メジャーに行きます』と言っていた。佐々木監督も『腹を決めたんです。何があってもこの子の希望を叶えてあげたい』と。大谷くんを絶対守るという強い意志を感じました」
趣味の盆栽に使う“針金”にも指導者としてのあるべき姿を見出している。
「針金は矯正ではなく、導いてやるための処置なんです。でも、やり過ぎると、邪魔しているだけになる。そこを見極められるのがいい指導者だと思う」(「ナンバー」19年5月30日号)
MVP発表前には「いまの指導者はもしかすると画一的な『システム』に子どもたちをあてはめすぎているように感じます。むしろこれから必要なのはカスタムではないでしょうか」(朝日新聞11月18日朝刊)と語っていた佐々木監督。
次は本塁打の高校通算記録更新を狙う長男・麟太郎を、育てていく。