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――野球や日本史にも造詣が深く、“大河ドラマオタク”の一面も。仕事の幅が広いですよね。

松村 生きる上で、「好きなこと」というのはやっぱり大事かなと思います。好きなことをしている間は、ある種麻酔がかかっているような状態。痛みや苦しさを感じないでいられる時間です。ものまねも勉強もやりたい、知りたいと思ったら、コツコツやり続けるしかありません。でも麻酔にかかっていれば、それができます。

「老いてこそ花、です」

――長い芸歴を振り返って「やっておいてよかったな」ということは何かありますか。

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松村 うーん……結局高校で留年した時、やめずに卒業したことが、今も仕事を続けられていることに繋がっている気はします。

――自信になった、ということでしょうか。

松村 そうですね。原点は高校時代。「続けた」ということ自体が、もう財産ですね。その経験は大きいです。

 不良生徒は勉強していないだけで、やればできるパターンがある。でも、バカは勉強しないと直らないんです。ワルには守ってくれる先生がいるけれど、バカはどんな先生だって守ってくれない(笑)。

 バカは自分自身で勉強しなきゃダメなんです。だから僕も、今必死になって勉強していますもん。この年になって、歴史も勉強するようになりましたから。老いてこそ花、です。

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