文春オンライン

古舘アナから電話で「あなたは欲張りで生意気だ」と…入社3年目、キャリアに悩む宇賀なつみ(36)に大先輩が伝えた言葉の“真意”

宇賀なつみさんインタビュー #2

2023/03/26
note

今も休みの日は神宮球場でスポーツ観戦

——すごく大変だったのでは。

宇賀 最初の半年くらいは結構大変でした。でも積極的に話しかけてコミュニケーションをとるうち、現場に味方が増えていったんです。「もうすぐ監督が来るよ」とか「今日こんな打順になるみたいだよ」とか、“小さな特ダネ”をもらえるようにもなりました。

 だからその頃は、カメラに映るより、圧倒的に現場で取材をしている時間が長かったと思います。当時の経験は確実に今に活きていますし、何よりすっかりスポーツが大好きになりました。今も休みの日は神宮球場に行って、試合を観ながらビールを飲んでます(笑)。

ADVERTISEMENT

 

朝の情報番組に異動 生活がかなりハードに

——2014年3月31日に朝の情報番組『グッド!モーニング』に異動し、2015年9月28日からは『羽鳥慎一モーニングショー』のアシスタントになったんですよね。出演されていた頃は、どのような生活を送っていたのでしょうか。

宇賀 『グッド!モーニング』の時は深夜1時半に起きて、2時に局入りというスケジュールでした。それに当時、ほかにもバラエティ番組を2つ担当していて。朝8時に生放送が終わったら、数時間空いて午後からエンタメ取材や収録が始まる日もありましたね。夜は翌朝の放送に備えて、遅くとも20時には寝たい、という生活でした。

 番組改編で『モーニングショー』に移ってからは5時半起きになって、かなり時間に余裕ができるようになりましたね。それでも早起きではあるんですけど(笑)。

 

——体力的にかなりハードですね。

宇賀 その代わり、土日には目一杯遊びの予定を詰め込んでストレス発散していましたね。金曜朝の放送が終わったその足で会社から空港に向かって、週末に弾丸で旅行に行ったことも。今思えばめちゃくちゃな生活でしたけど、「人の2倍も生きている」ようで、毎日すごく充実していました。

 ただ、『モーニングショー』では体力面やスケジュールより、別の厳しさがあったんです。