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 北口周辺には、飲食店が立ち並ぶ「厚木一番街」があり、この街の繁華街を担っているようだ。街を歩く人々の年齢層も、お年寄りやスーツを着たサラリーマン、学生など非常に幅広い。

さまざまなアミューズメント施設が入居している駅前のテナントビル(清談社提供)
平日午後でも人で賑わう厚木一番街(清談社提供) 
駅前のサイネージ広告にも「借りて住みたい街第1位」の文字が(清談社提供)

 一方、東口方面は落ち着きがあり、23時まで営業しているイオン厚木店も。遅い時間まで開いているスーパーが駅前にあるのは、住む上での大きなメリットだろう。イオン前には「厚木バスセンター」があり、多くのバスがひっきりなしに出入りし、利用者が列を作っている。

 近くにあった不動産屋に掲示されたチラシにも「本厚木駅からバス17分 50000円」など、バスの距離も書かれた物件情報がズラリと並んでいた。たしかに本厚木駅の周辺はオフィスビルが多く、住む場所も限られているようなので、より安く家賃を抑えるには、バスを利用する必要があるのかもしれない。

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北口に比べて落ち着いた雰囲気の本厚木駅東口周辺(清談社提供) 

10分ほど歩くと……

 10分ほど歩くと民家が徐々に増えていき、閑静な住宅街が広がる。年季が入った軒先テントを掲げるコインランドリーやスナックもあり、駅前の喧騒とはひと味違う趣がある。

駅から10分ほど歩くと住宅街に入る(清談社提供)
どこかレトロな雰囲気が漂う街並み(清談社提供)

 そして、街を歩いてもっとも印象に残ったのが、厚木市役所前にある「厚木中央公園」の賑わいぶり。小さな子どもを連れたお母さんだけでなく、小学生たちがサッカーやドッヂボールに興じ、高校生は学校帰りにベンチで談笑している。

「厚木中央公園」には子どもたちの声が響く(清談社提供)