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新宿から50分の「平均家賃7万3500円」の街…なぜか“住みたい街ナンバーワン”の「本厚木」には何がある?

新宿から50分の「平均家賃7万3500円」の街…なぜか“住みたい街ナンバーワン”の「本厚木」には何がある?

2023/03/28
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日帰り温泉も人気のスポット

 また、本厚木は車に乗る人にはとくにおすすめ、と本木さんは話す。

「車なら、緑が多くて自然豊かなエリアにも30~40分で行けます。湘南にも40分前後で到着するので海も近い。箱根や小田原方面もドライブがてら行けるし、御殿場のアウトレットもそれほど遠くないんです。平日は仕事を頑張り、休みの日は自然に触れられる、いい街だと思いますよ」

厚木市HPによると、同市に住み続けたい理由や市のイメージには「自然環境が豊かである」という声が上位に挙がるという(本木さん提供)
住み心地はいいが、本木さんは職場の異動を機に転居を考えているという(本木さん提供) 

 そのほかにも、本厚木駅から車で30分ほど丹沢方面に行くと、七沢温泉や飯山温泉などの温泉地もある。週末には、厚木市民はもちろん、都内や横浜から日帰りで訪れる人もいるという。新宿・横浜へのアクセスの良さと、自然の豊かさが本厚木の魅力といえそうだ。

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(清談社提供)

 コロナ禍が落ち着きつつある2023年も「借りて住みたい街」の1位に選ばれた本厚木駅。LIFULLは、首都圏賃貸ニーズのトレンドが「交通利便性も賃料も高い都心周辺から、交通利便性が相応に良好で賃料水準が比較的安価な郊外に移っている」と分析している。

 本稿で本厚木に興味を持った方は、“借りて住む”という観点で街を歩くと、新たな発見があるかもしれない。

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