文春オンライン

「56歳と45歳の夫婦では、学資保険に入れなかった」2歳児を育てる“高齢パパ”(59)が明かす、シニア育児のリアルな金銭事情

中本裕己さんインタビュー #2

2023/03/26

genre : ライフ, 社会

note

――本の帯にも「息子が成人するとき、おとうさんは76歳!」とありますが、65歳以降も働かないとまずいわけですよね。

中本 65歳から先は、さすがにどうなるかわからない。それを働きながら考えなきゃいけないんですよ。60代後半や70代の方でも、うちの社と契約して出入りしている編集者もいます。でも、そこに僕がいられるかわからないし、やっぱり60代後半から仕事ってなかなかないんで。とりあえず、いろんな方と仲良くなって、広く薄く稼がせてもらえたらなっていう。

 最初のほうでも話しましたけど、僕が主夫として子育てを中心にしてやっていく考えもありますしね。あわよくばですけど、家でできる書き仕事をもらえれば、送り迎えも弁当を作るのも僕ひとりでやれますから。そんなうまいこといくかわからないですけどね。

ADVERTISEMENT

将来的には主夫として子育てを中心にしてやっていく考えも(本人提供)

子供と追いかけっこをするとゼェゼェハァハァしちゃう

――お子さんは2歳になりますが、育児をされていて体力的にキツいものがありますか? 健康面でも気をつけないといけない年代でもあると思いますが。

中本 いろんな数値が悪いですけど、一番悪いのが尿酸値。要するに痛風ですね(笑)。一度痛くなって、いまは予防的な薬を飲んでいますけど、痛風って脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性が高いですから。

 なので、酒の量や飲む機会を減らしました。ほぼ毎日、僕が息子を風呂に入れているんですけど、外で会合があって飲むことになっても、だいたい21時、遅くとも22時には帰るようにしています。それで解決するわけではないですけど、深酒をしなくなったのでいいのかなって。

 体力的な面では、土日に公園で子供と追いかけっこをすると、もうゼェゼェハァハァしちゃいますね。でも、多少は運動になっているわけだからいいかなと。あと、子供を抱っこしたり、高い高いして持ち上げてると、肩がほぐれているような気がするんですよ。すべて都合のいいように解釈してるんだけど(笑)。

 

足立区に引っ越したが、保育園にすんなりと入ることができず

――長く住んでいた文京区から足立区へ移られたそうですが、子育てするうえでの環境を考えてのことですか?

中本 文京区から出たのは、家が狭くて家賃も高かったからです。僕らが住んでいるのは足立区の綾瀬で、一昔前はガラが悪いみたいなイメージがありましたけど、いまはぜんぜん違うんですよ。家賃の相場も低いし、子供のいる家庭が多いから保育園も数がありますし、公園も多くて歩道も広いし、とにかく人が温かいんですよね。

 越そうかどうか考えていたとき、何度か綾瀬の下見に行ったんですよ。コロナ禍だったのもあったけど、平日の夜に歩いても危険な雰囲気はまったくなくて。住んで1年以上経っていますが、快適ですね。

――保育園には、すんなりと。