マツコさんもIKKOさんも優しい仲間
山咲 全盛期の頃はやっぱり事務所でも「もうニコニコ笑っていればいい時代じゃないわよ」って言われていましたよ。バンバン行かないとダメよ、と。でも、ちょっと行ってみたら失敗しちゃって、司会者の方にも「トオルちゃんはそんなことしないでいいんだよ」って言われたりしていて。
――それぞれのキャラクターがありますよね。
山咲 あと、たとえばオネエ同士で格付けみたいことをされる企画があったとして。お互いあんたの方が汚いとか気持ち悪いとか言い合うんですけど、私が上位に入ったりしたら「トオルちゃんだったら仕方ないわね」で終わっちゃうんですよ。
――それは複雑ですね。
山咲 複雑ですよ。イコール映らないということだから。
オネエ同士でいがみ合ってるんじゃないかとか言われることがあるけど…
――イジってくれた方が盛り上がりますよね。
山咲 最近、TBSさんでやっている『週刊さんまとマツコ』に出たときにも、マツコさんは優しくて、私の学級副委員長タイプみたいなキャラをちょっと打ち砕こうとしてくださったんですよ。そうじゃない面もあるわよね、みたいな。でも、それじゃやっぱりダメだったみたい。
あと、IKKOさんも優しいですね。現場に行くととても優しくしてくれる。「IKKOさん、これ見て。背中に吹き出物が出てさ。やっぱりジジイだからかしら?」って言ったら、「トオルちゃん、これは季節柄、男はしょうがないのよ。これ使って」って、すごく高いクリームをくださったり。オネエ同士でいがみ合ってるんじゃないかとかよく言われることがあるけど、私に関しては何もないです。
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