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『ウクライナに必勝しゃもじ、岸田首相「地元名産使った」ゼレンスキー大統領への土産』(日経新聞3月24日)
一体何を贈っているのだ。装備品の正体はまさかのしゃもじ?
となると、こういう反応が出てくる。
《平時の外遊ならまだしも、侵略されている戦争当事国に「必勝しゃもじ」を贈る能天気ぶりに、ツイッター上は〈理解に苦しむ〉〈感覚が異常〉などと大荒れ。》(日刊ゲンダイ2023年3月25日 )
国会でもツッコミの嵐
国会でも「戦闘は選挙やスポーツ競技ではない」「不適切ではないか」などと首相はツッコまれた。必勝しゃもじは広島の縁起物で「飯をとる」とかけて「敵を召しとる」という意味を持つ。
首相は必勝しゃもじを贈った理由として「地元の名産をお土産として使った」「ウクライナの人々は祖国や自由を守るために戦っている。こうした努力に敬意を表したい」などと述べた。一応理屈はわかるが今回のしゃもじの“それじゃない感”はどう表現すればよいのだろう。次の解説がしっくりきた。国際ジャーナリスト・春名幹男氏のコメントである(日刊ゲンダイ3月25日)。
・贈られる側の気持ちや立場を考えていない
・ウクライナの風習・文化は脇に置いて、とりあえず「外交慣例」として「地元名産品」を贈った
「しゃもじ」以外も問題に
ああ、そういう人っています。もらった側の気持ちを想像せずに自分の都合であげちゃう感じ。しゃもじの話なんてどうでもいいと思う人もいるかもしれない。しかし岸田首相のおみやげ問題はこれだけではないのです。