「パワプロ」の愛称でおなじみの人気野球ゲーム「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」(KONAMI:PS4、ニンテンドースイッチ)。プロ野球開幕日の3月30日、選手の最新データが2023年開幕仕様にアップデートされました。

 野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した侍ジャパンの選手たちをはじめ、2023年の選手たちの“評価”はどうなっているでしょうか。(選手の敬称略)

DeNA 松尾 汐恩 打席(投手視点)

クリエーターが「期待の選手」と名前を挙げていた彼は…

 同作では、実際の膨大な成績や実績、世の中に発信される情報、ゲームクリエーターらの調査・取材を元に、選手ごとに緻密なデータが設定されています。各球団に番記者的な担当を付けるという徹底ぶりです。

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 その精度は“折り紙付き”で、たとえば昨年の取材では、担当チームに「今後注目の若手選手たちは?」と質問すると、その中の一人に髙橋宏斗の名前が挙がりました。当時はよほどの野球通でないと「?」だったかもしれませんが、昨年活躍してそのまま侍ジャパンに選出され、先日のWBCでは決勝でアメリカチームの主軸打者であるトラウトを三振に仕留めています。

WBCでも活躍した髙橋宏斗

 各選手の能力ですが、投手は、球速やスタミナ、コントロール、持ち球と変化球の曲がり方、先発や抑えなどの適性など。打者であれば、バットにボールを当てるミート、パワー、足の速さ、守備の広さ、捕球する能力、もちろん守備のポジションごとの適性などです。

 そこに「キレ」や「回またぎ」「固め打ち」「広角打法」など、さまざまな特殊能力が付き、選手の個性を作り出しています。パワプロの能力設定は、選手たちも気になるようで、ニュースでも選手データがネタにされることがあります。

 ゲームの各能力は、アルファベットと数字でわかりやすく“査定”されているため、選手の特徴が一目でつかめることでしょう。応援しているチーム以外の選手は、「よくわからない」というのは野球ファンにとって「あるある」ですが、パワプロの選手データを見ればどんな選手かすぐわかります。ゲームだけでなく、選手名鑑的な使い方もできるのです。