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スポーツ番組はさながら“お見合いのような雰囲気”で
女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が解説する。
「もっともスポーツ選手との結婚が盛んだった1990年代から2000年代初頭にかけては、テレビ局側が女子アナを選手の結婚相手として“用意”している側面もあったと思います。各局のエースアナが配置されていたスポーツ番組は、さながらお見合いのような雰囲気でした。大神いずみアナと元木大介さん、小野寺麻衣アナと高橋由伸さんのように、日テレの女子アナと巨人の選手との結婚も多かった。同じ読売新聞グループですし、一種の社内婚のような感じもありました」
2010年代からは“職場婚”時代へ
しかし2010年代以降、女子アナと野球選手のロマンスは徐々に数を減らしていく。代わりに台頭してきたのが、同じ局内での“職場婚”だ。
アナウンサー同士のゴールインも多く、2011年に当時「スーパーJチャンネル」のサブキャスターだったテレ朝・八木麻紗子アナが同局の野上慎平アナと結婚。“ショーパン”の愛称で親しまれるフジ・生野陽子アナは、同じくフジの中村光宏アナと2014年にゴールインを決めた。フジテレビでは近年でも、永島優美アナや内田嶺衣奈アナが先輩社員との結婚を発表している。
「イチローさんや大谷翔平選手のような超有名選手はさておき、大半が30代までに稼ぎ時を終えてしまうスポーツ選手との結婚はリスクが大きいですよね。当時の有名選手と結婚して一度は引退した女子アナの中にも、後に復帰することになったパターンは多い。そういった先輩たちの姿を見て安定志向が強まった結果、職場婚が増えたのだと思います」(同前)