水卜アナが女子アナ界にもたらした“革命”
さらに丸山氏はこの流れの変化の原因を、女子アナやスポーツ番組の“立ち位置”の変化に見ている。
「2011年から始まった『ヒルナンデス!』で水卜アナが人気を博し、オリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』で加藤綾子アナを抑えて1位になったことで、女子アナの役割に“革命”が起きました。見た目だけではなく、親しみやすさや実力がさらに重視されるようになったんです。時期を同じくして、スポーツ番組を各局のエースアナが担当するという風潮もなくなり、スポーツ選手と女子アナとの関係性が大きく変わりました」
ここ数年は、“一般男性”とのゴールインも目立つ。冒頭で挙げた杉野アナ、角谷アナに加え、昨年結婚を発表したフジテレビ・小澤陽子アナやテレ朝・弘中綾香アナ、TBS・山本里菜アナら各局を代表する女性アナウンサーも、お相手は“一般男性”だ。
「今も職場婚は多いですが、テレビ局員は高給取りとはいえサラリーマン。その何倍もの収入がある“一般男性”はゴロゴロいますし、職場婚からのステップアップと見るのが自然だと思います。YouTuberと結婚した元フジテレビの久代萌美さんなどもその流れのひとつですが、芸能界と関係のない一般人であれば、相手の素性を明かす必要がなく、より都合がいいですからね」(同前)
そんな中、水卜と中村の結婚は久々の“ビッグカップル”誕生となったが……。
今度は結婚にも“革命”を起こすか?
「相手も芸能人とはいえ、ジャニーズや今をときめく若手俳優ではなく、落ち着いた雰囲気で実力派のイメージが強い中村さんを選んだところに水卜アナのバランス感覚が窺えます。そういった意味でも、これまでの女子アナの結婚とは一線を画すといっても良いかもしれません」(同前)
その登場で女子アナの立ち位置に“革命”を起こした水卜。女子アナの結婚観にも“革命”を巻き起こすのかも。