現在は、置型の消臭剤を洗面台の下に設置して、脱衣所のニオイをやりすごしているという。
入居から一週間後、給湯器が壊れた
さらにそれから1週間後、今度は給湯器が壊れてしまった。
「元々調子が悪かったのか、私たちが壊したのか不明ですが、ある日、給湯器のリモコンにエラーが表示されてお湯が出なくなったんです。一度電源を切って再起動すれば燃焼モードになるものの、少し経つと再びエラー。入浴中にシャワーから水しか出なくなり、諦めてお風呂の中で体を洗って髪も洗いましたよ。加えて、風呂場の排水口から硫黄のようなニオイも漂ってきたんです」
給湯器の故障はさすがに生活に支障が出る、と感じた桃木さんは管理会社に電話をかけた。すると、連絡した翌日には新しい給湯器に替えてくれたそうだ。
「相当古い給湯器だったので、むしろ入居後すぐに取り替えてもらえてラッキーだったかもしれません。ドアの修理はしてもらえていませんが、給湯器はすぐに対応してもらえてよかったです」
入居1カ月目にして、さまざまな住居トラブルに見舞われたが「これも経験」と割り切って生活しているという。
そのほかクレームとはいかないまでも、実際に住んではじめて気づく“古い物件あるある”も多数見つかった、と桃木さん。
「窓がやたらと大きいのが気になりますね。カーテンは既製品のものだと幅が足りなかったので、レースカーテンと併用して使っています。風通しはとてもいいのですが『引き違い窓』であることに加えて、窓を開けると網戸も柵もありません。うちには小さい子どもがいるので、窓に近づかないように教えています。高層階に住んでいるので、とくに注意が必要な部分ですね」
入居前にリフォーム業者が張り替えたという床には、かつて使われていた設備が残されているという。