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「榎本被告にしつこく勧められて…」
さらに、大手グルメサイトには、
〈心ゆくまで楽しめるよう、閉店時間やラストオーダーは特に設定されていません〉
と、店の“セールスポイント”が記されていた。
「閉店時間を設けていない点も、女性客に深酒を勧めるのに都合が良かったのでしょう。カウンターの奥に連れ込み用なのか、小部屋もあった。被害女性の1人は『酒を飲むつもりはなかったのに、榎本被告にしつこく勧められて、仕方なく飲んでいたら気を失った』とする陳述書を公判で提出しています」(前出・記者)
榎本が1件目の性的暴行を働いたのは、21年12月。その直後の昨年1月、日本料理店の経営やバーの経営を目的とした合同会社を設立し、2月に再び性的暴行を働いた。6月には、12年に購入していたマンションから大阪市内のタワマンに住所を移していたが、
「被害届の提出を受け、大阪府警は8月までに2度、榎本を逮捕し、大阪地検が起訴しました。公判で榎本は『自分が病院で処方された睡眠薬を混入させた』と明かしましたが、動機は『自分も酒を飲んでいて覚えていない』と繰り返していた。犯行時、妻とは離婚しており、一人身だったようです」(同前)
被害女性たちの傷は今も癒えていない。