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3、PINコードとパスワード、いったい何が違う?

 スマホはもちろんPCでもロック解除時に用いられるのがPINコード。最近は顔認証や指紋認証などの生体認証がうまくいかなかった場合に、このPINコードを用いてのログインを要求されるという使い方がみられます。

 このPINコード、多くは数字のみ4ケタや6ケタというシンプルな文字列を利用しますが、一般的なパスワードとは、似ているようでいて決定的な違いがあります。それはPINコードはデバイスに関連付けられているということです。

 PINコードはスマホならスマホ、PCならPCでのみ通用し、同じアカウントでログインしていても、ほかのデバイスは独自のPINコードを設定する必要があります。数字だけのシンプルな文字列ゆえ脆弱に見えますが、流出すると第三者によって他のデバイスからのログインに悪用されかねないパスワードと違って、一定のセキュリティが確保されているというわけです。

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PINコードはパスワードと似ていますが、そのデバイスに関連付けられていて、ほかのデバイスでは使えないのが大きな違いです

4、「サインイン」と「サインアップ」は何が違う?

 ウェブサービスを使っているとよく遭遇するのが「サインイン」および「サインアップ」という言葉です。よく似た表現ですが、これらは何が違うのでしょうか。

「サインイン」は、すでに登録済のユーザIDやパスワードを用い、そのユーザ専用の画面を開くためのメニューです。一方の「サインアップ」は、まだユーザ登録を行っていないサービスで、新しく会員登録を行うためのメニューです。

 日本語のメニューではサインアップは「ユーザ登録」とわかりやすく言い替えられることが多いため、こうした問題は起こりにくいのですが、海外のサイトではこれらの表現は一般的ですので、間違えないよう注意したいところです。ちなみにサインインは「ログイン」と言われることもあり、いずれも退出を意味する「サインアウト」「ログアウト」という対になる表現も用意されています。

日本語のメニューでは、サインアップは「新規登録はこちら」などの表現に改められていることが多いのですが、中にはそうでなく、サインインと近接していて紛らわしいこともあります(これはZoomのトップページ)