1ページ目から読む
2/3ページ目

 

大学3年でフジから“内々定”が

「欅坂46は、短い期間で劇的に状況が変わった稀有なグループでした。原田は約1年の休業でしたが、復帰当初は周囲との経験の差に気まずさもあったそうです。それでも人懐っこい性格で、スタッフを含めて誰からも親しまれるタイプなので自然と再び溶け込んでいきました。ファンからも割とすぐに受け入れられたのですが、やはり爆発的に人気が上がることもなかった。櫻坂46に改名し1期生の卒業が増えてきた時期に、原田も就職活動を進めていった。大学3年時にはフジテレビの“内々定”が出ていたそうです」(同前)

法政大学を卒業した原田葵(本人のInstagramより)

「原田さんは入社前からとてもフジテレビの局員に気に入られていました」と話すのは、番組制作会社のスタッフだ。

ADVERTISEMENT

「未来の同僚となるアナウンス室の面々や人事担当の局員たちも愛嬌を評価しているようです。アイドル時代に番組収録現場へ挨拶に来ていた時、男性局員からの評判はよかった。かといってあざといタイプというわけでもないので、女性から見てもあまり嫌味がない。ラストライブとなった去年8月の『W-KEYAKI FES.2022』も、会場となった富士急ハイランドコニファーフォレストまでわざわざフジのスタッフが足を運んでいました」

アナウンサー就職が増加傾向に

 近ごろは、人気アイドルグループ卒業生のアナウンサー就職が増加傾向にある。

「有名どころだと『モーニング娘。』OGで2011年にテレビ東京へ入社した紺野あさ美アナ(2017年に退社)でしょう。最近では元『乃木坂46』の日テレの市來玲奈アナや、テレ朝の斎藤ちはるアナで、原田さんにとっては『坂道グループ』の先輩にあたる。

 同じフジテレビでは平井理央アナもかつて『おはガール』やモデルとして活動していたことで知られています。元アイドルがアナウンサーになることに対しては賛否両論がありますが、やはり業界や表舞台での貴重な経験があるという点で、テレビ局としてもプラス要素だと判断するのでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)